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働き方改革と2024年。運送業には大ダメージ。国民の生活にも関わる大事なお話です。

たな丸スタディー
働き方改革について僕が思うことを綴っていこうと思います。

こんにちは。

2024年問題をみなさんご存知ですか?名前は聞いたことある方もいらっしゃると思います。

2024年問題とは働き方改革により生じる「運送業」「建設業」の問題です。

働き方改革とははそもそもどういう内容なのか。

これは時間外労働の時間の上限を規制していく法律です。要するに、日本の企業は労働者を酷使しすぎだから、早めに退勤させてあげなさい!と言うことです。

さらに詳しい内容はこちらから

世間的には、いいことではないか?ブラック企業から解放されるやん?と思うかもしれません。

確かに、労働者を早く帰らせてあげて、プライベートの時間や家族との時間を確保することはとても重要だと思います。子供がいる夫婦なら特に、お父さんが子育てに参加して、奥さんの負担を軽くしてあげないと、奥さんが二人目を産もうとも思わないどころか、うつ病になる危険もあります。

しかし、

僕も一人息子のいる三人家族です。もう一人の子どもを産もうかどうか悩んだ時に、結局は時間よりもお金で断念しました。

2024年問題の一つ目は、この給料の問題です。

働く時間が短くなると、当然給料が減ります。

例えば、運送業界では、荷物を積んで走った距離が長ければ、長いほど、給料が増えていくシステムです。2024年問題によって、2日で行き先まで運べていた荷物も、3日必要になってしまいます。そうなれば、ドライバーにとって1日何も給料が発生しない日ができてしまう。

つまり、稼げない。と言うことです。

そうなれば、本末転倒。

給料が少ないのなら、副業をするしかない。結果、個人の働く時間は減らないどころか、増えていく。それが今の現状です。

それなら、賃金を上げればいいじゃない?と考えますが、それをするなら、荷主から運賃を今よりも多くもらわないといけなくなります。そういった交渉を運送会社がすればどうなるか、、、

荷主は運賃が高くなるなら、安く運んでくれる運送会社に依頼するようになり、あっという間に倒産してしまう。

逆に荷主が運賃を高く設定した場合どうなるか。

僕たち消費者が買う商品に高くなった配送料のコストが上乗せされるので、値段が高くなり物が買えなくなる。

2024年問題のデメリットにはこういった負の連鎖が起こってしまうのです。

働き方改革の発端は、某新聞社で勤めていた社員が残業代も出ずに働き続け、自殺してしまったことや、某バス会社のドライバーが無茶な工程の中運転し、居眠り運転の末、多くの方が亡くなった事件などから、企業に対して被雇用者を守るためのものであると考えます。

その考えは非常に素敵だと僕も思います。働く時間を短くしてくれることは非常に嬉しいことですが、

減っていく給料を増やすために、会社が賃金を増やせられような制度や法律を先に作る必要があると考えます。

また、僕は真のブラック企業は長時間働かせている企業ではなくて、

残業代を払わない企業であると考えます。

まずは国が残業代をちゃんと払わさせるような制度を作ってほしい。

働き方改革はいいことだと思いますが、それと合わせた制度を作らないと、国民にとってデメリットになる危険性があると言うことを理解していただきたいです。

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